前日と同じ構成で

今日も、21時頃から晴れ。しかも土曜日!

昨日のセットを分解せずそのままにしておいたので、速やかに設置できた。さぁて、今日は昨日十分な時間撮影できなかったIC1396とSadr周辺の追加撮影だ。ついでに、晴れが続いたら、別の対象もとってみよう

セットは、カメラ、フィルターともに前日と同じもの。ただ、月光がだいぶ明るくなってきたので、今回の比較的ブロードなフィルターで大丈夫か、不安はあった。

それでも月が西に沈む頃には、子午線をM31が超えてきそうだったので、今回はM31を狙ってみようと計画。今年1月以来のM31撮影となった


Vixen SD81SII/SXP2/ASI2600MCpro/HEUIB-II

Askar SQA55/AM5/ASI2600MCpro/CBP

IC1396 ケフェウス座散光星雲 10/11-12分合成

Telescope: Vixen SD81SⅡ+FL+RD(x0.79)

Camera: ASI2600MCpro

Filter: CBP 2''

Mount: SXP2

Guide: SV165+ASI120MMmini+IR/UVcut

Setting: Gain100Temp0Exp<180s x48fits>

TotalExpose: 144min

ImageCapture: ASI AIR plus

Date: 10/11~12 From Balcony

Software: PI PS Bias60fl/Dark35fl/Flat30fl

[Edit History]

241013 PI(Drz):DBE/PS+SPCC/BXT/NXT/Stretch


前日10日に15枚撮影したIC1396。対象・撮影視野を合わせて、11日分で33枚撮影、2日分で計48枚合計144分を合成編集した。合成にあたっては、カブリ補正にPixinsightのGradient CorrectionではなくDBEを使用。丁寧にサンプリングポイントを選ぶことで、よりカブリをきれいに補正することに心がけた。やはり、私にはDBEでチクチクサンプリングする手法があっている気がする。こちらのほうが最終的な出来栄えがよく見えるのだ。まぁそれでもカラーワンショットなので、詳細な構造はややぼやけているが、可能であればこれにモノクロ画像をL画像として合成してみたいなぁ思った

 

まぁ、翌日の撮影でそれを実行してみたわけだが…

M31 アンドロメダ銀河

Vixen SD81SII+ASI2600MCproで撮影

Telescope: Vixen SD81SⅡ+FL+RD(x0.79)

Camera: ASI2600MCpro

Filter: HEUIB-Ⅱ2''

Mount: SXP2

Guide: SV165+ASI120MMmini+IR/UVcut

Setting: Gain100Temp0Exp<180s x39fits>

TotalExpose: 117min

ImageCapture: ASI AIR plus

Date: 2024/10/12 From Balcony

Software: Bias60fl/Dark35fl/Flat30fl

[Edit History]

241013 PI(Drz):DBE/PS+SPCC/BXT/NXT/Stretch/CT


Askar SQA55+ASI2600MCproで撮影

Telescope: Askar SQA55

Camera: ASI2600MCpro

Filter: CBP 2''

Mount: AM5

Guide: ZWO30mmF4+ASI120MMmini+IR/UVcut

Setting: Gain100Temp0Exp<180s x41fits>

TotalExpose: 123min

ImageCapture: ASI AIR plus

Date: 2024/10/12 From Balcony

Software: PI PS Bias60fl/Dark35fl/Flat30fl

[Edit History]

241013 PI(Drz):DBE/PS+SPCC/BXT/NXT/Stretch


23時頃から、二台ともM31に鏡筒を向け撮影をした。それぞれの鏡筒で特徴が出ていて面白い。

SD81SIIはHUEIB-IIでの撮影のため銀河内の色合いが比較的豊富で、星がやや大きく写っている。可視光領域を幅広く撮影に利用するフィルターのため、背景がやや明るくなりがちで、ハロも出やすいが、そのかわり銀河を撮影すると単調な銀河の中に色とりどりのスポットが浮き出てくる。ブロード系フィルターの良さはそこだろう。できればより暗い宇宙を長時間しっかり撮影して、もっと色合いを豊かに出してみたいところだ。

対して、SQA55はCBPで撮影したため色合いはやや単調になったが星が大変シャープだ。もともとSQA55は星像がかなり小さく写るため、比較的広い視野の割に星がうるさくない。星像を小さくするMorphological Trasformationを使用する必要がなく編集がとても楽だ。本当に驚くべき鏡筒だと思う。

Sadr付近

Telescope: Askar SQA55

Camera: ASI2600MCpro

Filter: CBP 2''

Mount: AM5

Guide: ZWO30mmF4+ASI120MMmini+IR/UVcut

Setting: Gain100Temp0Exp<180s x36fits>

TotalExpose: 108min

ImageCapture: ASI AIR plus

Date: 2024/10/12 From Balcony

Software: PI PS Bias60fl/Dark35fl/Flat30fl

 


SQA55では、前日撮影していたSadr付近を追加撮影。ただ、2日分の画像を合成することを忘れていて、10/12分のみの編集が上の写真

まぁ、特にコメントはないけど、あいも変わらずこの領域は派手で美しいなぁ

撮影後記

この連休に少しでも晴れてよかった。中々撮影機会に恵まれない秋、僅かな星空でも逃すわけには行かない!

10月13日は、翌日祝日の日曜日。晴れたらぜひ、朝方まで撮影寝放置を実行したい