新車購入

6月30日に10年ぶり新車を購入した。Vitsに代わりAudi Q5。別に所有していたCX5よりも荷物が多く積めるようで、旅行の際に色々撮影機材を積んで出かけられそうだ

 

そんなわけで、Q5にカメラ、広角レンズ、三脚、etc詰め込んで、カミさんと新車堪能ドライブがてら撮影ポイント探しに出発した。

目指したのは、居住地から北上した山中。良い撮影スポットはないかなぁ…


感動の天の川撮影

居住地より北側の山中をあちこちドライブ、どこか良い撮影スポットはないか探して回った。しかし、川沿いの広場やキャンプ場は周囲を視野を山に阻まれるところが多く、あまり空が広くない。カーナビを頼りに川沿いの道を色々探すこと30分、まぁ最初から目はつけていたとある場所を目指した。そこは、やや開けた川沿いの平地キャンプ場近くにある入浴施設。夜になると施設は閉まるが、施設前の駐車場兼広場は夜間も開放されていて、自由に駐車ができる。ここなら空が比較的広く望める。今回はここで試しどりしてみよう…。

駐車場に降り立ち、早速三脚とEOS RPを取り出し、LAOWA15mm単焦点にStarryNightとProsoftonAフィルターを取り付けてカメラ本体に接続。カメラとスマホをBluetoothでつなぎ、撮影の準備を整えた。

StarryNightとProsoftonAは、星空を撮影するときに役立つカメラレンズ用フィルター。StarryNightは人工的な光(いわゆる光害)を軽減し、ProsoftonAは明るい星をより明るく見せる効果がある。きらびやかな星空の世界を美しくカメラに取り込むには、もってこいのフィルターだ。

慎重にピントを合わせて、いざ撮影。ISO1600で15秒間。このくらいの時間なら星は流れないはず!で、取れた写真が…

[ ↑クリックで拡大 ] : EOS RP / LAOWA 15mmF2.0 / ISO1600F2.8SS15sec

天の川が写っている!くっきりじゃないけど、それでも明らかにそこにある!!ひゃっほーい

大人気なく喜びの叫びw。車に乗ってまったりネットを見てるカミさんのもとに走り、「ほら、すごくね?天の川写ってるよ!!」と大騒ぎ。「良かったね~」とカミさん…、何このテンションの差ww

兎にも角にも、これが生まれて初めて撮影した天の川写真となった。

[ ↑クリックで拡大 ] : EOS RP / LAOWA 15mmF2.0 / ISO4000F2.8SS20sec

その後も、ISOとシャッタースピードを調節し、角度や方角を変えて更に何枚も撮影。天の川の特に明るいところにカメラを向けて撮影した上の写真を、スマホ上で見たときにはもう涙が流れたよ。

子供の頃から憧れた天の川銀河の美しい姿に、ただただ見惚れた。これが、わたしたちの住む地球を包み込む直径10万光年の広大な星の集まりなんだなぁ…

[ ↑クリックで拡大 ] : EOS RP / LAOWA 15mmF2.0 / ISO4000F2.8SS20sec

天の川写真の初レタッチ

天の川撮影の方法と同時に、天の川のレタッチについても勉強していた。天の川写真におけるレタッチは、写真中の天の川を強調し、より美しく迫力ある一枚に仕上げること。これが中々難しい。そもそもPhotoshopやすでに購入してあったStellaImageをあまり使いこなせてない私には、かなり敷居の高い作業となる。とりあえず、レベル補正やらトーンカーブやらオートストレッチやら…それにマスク…一通り天体写真レタッチについての名称・プロセスの意味・操作方法を覚えてみた。そして、そのにわか知識で、いよいよ天の川写真のレタッチに挑んだ!

 

とりあえず、レタッチにはPhotoshopを選んだ。ネットで調べると、これが一番良く使われているアプリのようだ。コンポジット(スタック)という、多数枚の写真の重ね合わせ処理はできない(というか難しい)けど、一枚絵なら比較的用意に編集できそうだ。

撮影したJPEG画像(RAWではない)を読み込んで、Photoshopの奇々怪々なメニューやらプロセスと向き合った

[ ↑クリックで拡大 ] : Photoshopにてレタッチ(レベル補正・コントラスト・彩度etc)

その結果できた写真が、上の二枚(これ以外にも何枚かレタッチした)。

 迫力ある天の川画像!

とは全然いかないけど(^_^;)、それでも自分のカメラと自分の技術でここまで到達できたことは至上の喜びだった。天の川は実際にそこに存在し、すべての空を見上げる人に等しくその姿を魅せてくれる。それを改めて知った喜び、幸福感…。これで、自分のこれから目指す天体活動の行く先がほぼ決まった。

 天体望遠鏡を絶対に手に入れてやる

そして

  もっと深宇宙を撮ってやろう!

この先、とにかく天体望遠鏡で天体撮影をするには何をどうしたらいいのか、ひたすらネットでその情報をかき集めることになる。とても楽しく…しかし(本当に深宇宙を撮影するに到れるのか…)その不安と過ごす日々が始まった

ところで…

上の天の川写真には、ほぼ真ん中に高圧電線が写ってしまっている。撮影当日は全く見えなかったが、自宅に帰ってPCで写真を見てから初めて気づいた。

高圧電線の存在…ここは星景写真にはむかないな(・・;)