■鏡筒


Vixen SD115S

購入:2022年9月22日(SXP2とセット)

初めて購入する鏡筒は屈折にしよう

と選んだのは、VIXENのSD115S。なるべく焦点距離が長く、性能の良いものを、といろいろ悩んでこれにした。他に、Vixen製で口径が103mmと81mmのものもあったが、どうせなら口径の大きいほうがいいだろうという単純な理由で、SD115Sを選択。ちょっとお値段はするんだけど、末永く使いたいという思いもあり、思い切ってこの鏡筒を選んだ。

 

この選択は、後々正解であったと心から思う。初めての鏡筒だけに、なんだか可愛くてしょうがないw。星像はシャープで、フリップミラーを使用すれば月や惑星の観察も容易だ。まぁ、やや大きいので遠征では持ち運びがやや大変だけど…。性能的には多くの星見におすすめな鏡筒

 VIXEN SD115S

・焦点距離 : 890mmF7.7

 レデューサー使用時699mmF6.1

・口径 : 115mm

・SDレンズアポクロマート

 



Askar FRA400

購入:2023年1月8日

次に購入したのは、Askar FRA400。SD115Sの699mmよりもう少し焦点距離が短く、広い範囲が観測できるものということでAskarの鏡筒を選ぶことにした。Askar製品には各種焦点距離の屈折鏡が用意されており、かなり悩んだ。結局値段と焦点距離(400mm/レデューサー使用280mm)が一番魅力的に感じたFRA400を選択した。

 

なかなかに重厚感があり、SD115Sに比べても鏡筒が短いため取り回しが楽。遠征で大きなSD115Sを持参するのがやや大変なのもあり、FRA400は遠征のいいお供になっている。星像は十分すぎるくらいシャープで周辺の収差はかなり少ない。驚くほど綺麗に撮影できるその実力に、満足度は高い。

Askar FRA400

・焦点距離:400mmF5.6

 レデューサー使用時280mmF3.9

・口径 : 72mm

・5枚玉EDアポクロマート

 



Vixen R200SS

購入:2023年1月22日

子供の頃から憧れていた反射望遠鏡、いかにも天体観測してますって感じがする。色々勉強するうちに、光軸調整やら反射鏡の整備やらが大変とのことを知り、購入を躊躇(それもあって最初に屈折を買った)。だがそれでも、反射鏡を使ってみたいという欲望に勝てず、Vixenの有名なこの反射望遠鏡を購入した。物が届いたときは、ちょっとその口径の大きさに驚いたw

 

実際に観測に使ってみると、設置は少し大変だけど、思ったほど難しくはない。もちろん、まだいろんな調整をやってないからだろうけど。何より、天体観測を少しだけステップアップした気分になれて、これから色々使い込んでいこう!と意気込みが上がった(はいいけど、大きさがネックになり出番はそう多くない)。

Vixen R200SS

・焦点距離:800mmF4.0

・口径 : 200mm

・ニュートン式

 



Askar FRA135

購入:2023年2月6日

これまで、天体を大きく写すことを目的に鏡筒を購入してきた。しかし、ネットの作例を見ていて、天の川の一部を含めた星々が密集して壮大な模様を描き出す、美しくダイナミックな写真に魅せられ、少し焦点距離の短い鏡筒を買ってみようと思い立って購入した。135mmという焦点距離は、ミラーレス一眼レフの最長望遠よりはるかに短い。

 

届いたのは3月、その小ささに驚いた!長さは一般的なボールペンとほぼ変わらない。これでちゃんと映るのか?と不安になったが、実際に撮影すると驚くほど綺麗に写る。特に天の川の星々!素晴らしい技術力だ。携帯性に優れ、なおかつ星がシャープ。



Askar FRA180Pro

購入:2023年3月29日

なんだか2ヶ月の間に次から次へ…。以前からFMA180も購入を検討していたが、ちょうどFMA135を購入したタイミングで180Proの話題が出てきて、俄然欲しくなった。ポチッ

 

これもまたコンパクトだけど、持つと重厚感がすごい。何より、星の写りが抜群にいい。扱いも楽だし、ファインダーシューもついてて機器のセッティングも容易。これはいい買い物をした!遠征にはもってこいの鏡筒だ



Vixen SD81SII

購入:2023年7月28日

Vixenの屈折鏡SDシリーズ。その末弟的存在であるこの鏡筒、最初SD115Sにするかこれにするか迷っていたが、結局初鏡筒はSD115Sとなった。

…ものの、やっぱり81Sも欲しい。なんせ、115Sは大きくて持ち運びが少し大変。遠征に行くときに取り回しが良くて、なおかつそれなりに長焦点を観測できる鏡筒を…ということで、このSD81SIIを購入することとなった。

 

SD115Sに比べてコンパクト、しかしながら、写りは負けていない。口径による集光力の差はさすがに分が悪いが、星像は決して兄貴分に劣らない。これから、遠征ではメイン鏡筒となりそうだ



ZWO FF107APO

購入:2023年5月20日

購入を決めたのは5月20日、届いたのは8月16日、3ヶ月待っての着弾。

ZWOの新鏡筒ということで、発表当初から興味を持っていた。5月中に注文すれば、レデューサー込みで買える。買おうかどうしようか、買うとしたら、107か81か60か…迷いに迷い、いよいよレデューサーキャンペーンが終わりに近づいた5月下旬にFF107を注文(結局キャンペーンは7月まで延期…)。口径の近いこの鏡筒を、VixenSD103Sの代わりとして購入した形だ。

 

6つの鏡筒と合わせても最高額で、さすがに性能は抜群。星の写りはシャープで、周辺像までくっきりだ。意外と重たくて、赤道儀に乗せるのに一苦労だが、その苦労を帳消しにできる画像を手に入れることができる。注文したときは、やりすぎたかぁ…と後悔したが、今となっては本当に買ってよかった。

 

実は、レデューサーを同梱で買ったことを、すっかり忘れていて、2ヶ月ほど使用していなかったという…



ZWO Seestar S50

購入:2023年10月29日

2023年秋、天文界隈である天体望遠鏡が話題になっていた。

スマート望遠鏡

いわゆるオールインワンの簡単天体撮影システムだ。ポンと設置してスマホに繋いでサッと撮影。焦点距離250mmの鏡筒で天体への導入から撮影、スタック、更にはSNSへの投稿までできてしまうという、天体初心者にとても優しい鏡筒。携帯性も抜群で、旅行先でサッと撮影できる簡易さから思わずポチってしまった

 

実際に撮影してみると、こんな小さな機械一つでよく映る。一回の露光が10~30秒と短いことと、経緯台であるため長時間露光には向かないことがデメリットではあるが、複雑な機器を組み上げ設定して撮影して撤収して…という一連の流れがバッサリカットされるという大きなメリット一つで購入を決断してもいいくらいだ。

 

ちょっとした時にバルコニーにおいて撮影、旅行の夜に撮影、メイン鏡筒の脇でササッと撮影…使用用途は無限に(?)広がる



Askar 140APO

購入:2024年3月20日

注文から5ヶ月かかってようやく着弾したAskarの大口径APO鏡筒。140mmという口径は、我が家で最大。焦点距離も1000m弱とまさに大砲級だが、鏡筒の伸縮機能によりコンパクトにしまえるというスグレモノだ。

口径が150mm程度の屈折望遠鏡をほしかったのだが、あまりに高価だし重いしで中々手が出なかったところ、SNSでこの鏡筒の情報を見て、すぐさま欲しい!とポチったものだ。この口径で32万程度というのは中々にお買い得。

 



Askar SQA-55

購入:2024年9月10日

SNSの罠にハマって、ほぼ衝動買いしてしまった鏡筒。Askar社製5本目、264mmという短焦点の望遠鏡だ。この望遠鏡の凄いところは…このサイズと比較的手に入りやすい価格にもかかわらず、写真写りが抜群に素晴らしいことだ。星像のシャープさや星雲や銀河の繊細な写りには、もう驚くばかり。コンパクトで持ち運びがとても用意のため、遠征には欠かせないものとなりそうだ

 

実際の撮影でも、その驚くべき性能には感嘆した。特に素晴らしいと感じたことは、機器の接続やピント合わせが多少適当でも、美しい天体の造形を描出してくれること。接続する機器の全長やピント合わせにシビアさが要求される天体界隈に置いて、この簡易さはある意味革命であると言える

 

初心者には絶対におすすめしたい一本だ